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乗り物酔いの思い出

執筆者の写真: 神明建築工房神明建築工房

今日は乗り物酔いについて話したいと思います。

コロナ禍が過ぎ去り、通常の旅行を楽しんでいる方もたくさん

いらっしゃると思います。旅行といえば必ず乗り物に乗ります。

私は小さいころから乗り物酔いが激しくて母の実家に帰省するときは

車の後部座席を独り占めして横になって寝ていました。

祖母がよく心配してくれて車を舐めたらいいよとか梅干しがいいよとか

迷信じみたアドバイスを受けました(笑)

中学時代でも車酔いは治らず、修学旅行もスキー合宿だったため、

くねくねした山道を登り、案の定、吐き気と頭痛でスキー場に

到着したときはスキーどころではありませんでした。

高校時代は合宿や修学旅行でバスや電車に乗るときは周囲に迷惑を

かけないように先生のとなりに必ず座っていましたが、

友達とおしゃべりができなくて楽しい思い出がひとつ作れなくなってしまいました。

こうなってくると乗り物に乗ると想像するだけで、口の中が酸っぱくて

苦いような気がしてきます。

なぜ人によって乗り物に酔ってしまうのでしょうか?

乗り物酔いは自律神経のバランスが崩れることで起こります。

耳の中には、体のバランスを感じる「三半規管」という部分があります。

この三半規管は、私たちがどのように動いているかを感じ取る役割をしています。

しかし、車やバスに乗っているとき、目は動いていない車内の景色を見ていますが、耳は車の動き(動いたり、止まったり)を感じています。

この「目と耳の情報が一致しない」ことが、脳を混乱させてしまい、

自律神経に働きかけて、冷や汗や吐き気などの症状をおこし、

さらには胃を収縮させて嘔吐してしまうのです。これが乗り物酔いです。


乗り物酔い予防策としては

1.旅行の出発前には、しっかりと睡眠や休息をとって体調を整えます。

2.乗り物に乗る前は、腹いっぱいになると乗り物酔いしやすくなるので

軽い食事でOK。ゆったりした服装を着ること。

3.バスや電車の中では、できるだけ前を向いて座り、遠くの景色を見る。そして、揺れない席を選びます。真ん中あたりがよさそうです。本を読んだり、スマホを操作したりするのは、目と耳の情報が一致しなくなるので、よくありません。

4.乗り物酔い防止の薬の服用もいいと思います。眠くなってしまうのが難点ですが、水なしで飲めるチュアブルタイプもあります。

5.それでも酔ってしまったときは、氷を2粒ぐらい含むと口の中が急に冷たくなって自律神経の乱れを抑えてくれて症状がやわらぐそうです。


ここまで予防策を書いてきましたが、一番効果的なのはおそらく乗り物に慣れることです。私も酔うからと言って今まであまり乗り物に乗らなかったのがいけなかったのかなあと思いました。



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