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執筆者の写真神明建築工房

太陽光発電義務化?

東京都では新築住宅を建てる際に、太陽光発電設備の設置義務化の方針を固めたようです。

対象は個人ではなく、事業者に対して義務化され、2025年からの施工を目指しています。

他、京都や群馬,福島でも一定規模以上の建物には太陽光発電設備が義務化されています。

温室効果ガスの排出を減らす、脱炭素社会を目指すことが背景にあり、今後も再生可能エネルギーを普及させる流れになると思われます。

ただ、FIT(固定価格買取制度)による売電価格が年々下落している状況で、今から太陽光発電を設置して元がとれるのか気になるところです。

ここでは、太陽光発電設備を導入する上でのメリットについてご紹介します。



1. 電気代の高騰

2021年から毎月連続で電気料金が上がっており、昨年と比較すると1.4倍~1.5倍に電気料金が増えており、円安による影響で、海外からの輸入に頼る石炭やLNGが高騰する事で追い打ちをかけています。

今後も電気料金の値上げが止まらない状況で、これ以上電気料金の値上げを増やしたくないという声も増えてきておりす。

太陽光発電設備があれば、電気代高騰の影響を少なくすることが出来ます。


2. 太陽光発電設備の値下がり、技術の向上

太陽光発電設備は、太陽光パネルと、その電気を調整するパワーコンディショナの組み合わせで発電できる出力(kW)が決まりますが、2011年の費用の目安は1kWあたり46.8万円でしたが、2022年には15万円前後にまで低下しています。

住宅用太陽光発電の平均的な積載量は4kW程で、計算すると120万円程安くなっています。




太陽光発電が世界中で普及したことで、大量生産による低価格化が進み、技術の向上で

1枚の太陽光パネルの発電効率も向上しています。

これまで屋根が小さくて発電効果が不安だった家でも、最新の太陽光発電なら十分な電気を生み出せる可能性があります。




3. 自家消費による節電と非常時の備え

太陽光発電の売電価格が下落して、電気料金が値上がりしていることから、自家消費することでより節電効果が高くなります。

別途蓄電池が必要になりますが、発電した電力を貯めておくことで、災害の備えとなり、停電時でも、冷蔵庫・エアコン等の電化製品を使うことが出来ます。




現状、太陽光発電の義務化は一部の自治体で方針を固めた段階ですが、皆様のお住まいの家でもメリットをお感じなられたらご検討されてはいかがでしょうか。


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