イカゲームというドラマを知っていますか?
2021年に大ブームを巻き起こした韓国発のサスペンスドラマで、昨年12月末にNetflixにてシーズン2が配信開始されました。
経済的に困窮した主人公が大金が獲得出来るゲームに招待され、様々なゲームに挑むというのがあらすじです。
ゲームというのはメンコやだるまさんが転んだと言った、日本にも馴染みのある昔の遊びで、タイトルのイカゲームというのも韓国の昔遊びです。
タイパという言葉が生まれ、短時間で消化できる娯楽が基本となった現代で、なぜ全9話のイカゲームシーズン1が世界的な話題作になったのか。
極端競争の中で貧富の差や勝者と敗者を描くことによって、世界の文化的時代精神を虜に
したことが勝因と分析する声もあります。
が、やはりNetflixの主な利用者である若者を魅了したのは、ある一つの強烈な要素なのだと思います。
その要素とは。
デスゲーム

デスゲーム。つまり死のゲーム。
主人公は勝てば大金、負ければ死の、最悪なゲームに巻き込まれてしまうのです。
イカゲームでは敗者の死に様というのがほとんどが悲劇性を持たず呆気なく、またグロテスクな描写でなされます。
ゲームの参加者は456人いるのでばんばん人が死にます。
景気良く銃弾が飛び交い、血が吹き出し、いい人も悪い人も平等に倒れていく派手な演出がウケたのでしょう。
主人公が参加したゲームは大勢の犠牲者を出して終わったものの、新たな参加者が招待され、また別のゲームが始まろうとしている……というところで、シーズン1は幕を閉じました。
そして待望のシーズン2。
シーズン1はゲーム参加者にスポットが当てられ、どんな人がどのような理由で参加するに至ったのかが描かれましたが、今回はゲーム運営の側にもスポットが当てられました
参加者を集めるのは整った身なりでにこやかな表情をしたセールスマンですが、ゲーム参加中に施設内で敗者たちを処分したりするのは、顔を隠し全員同じピンク色の服に身を包んだ正体不明のマスクたちです。
マスクたちはゲームに負けて助けを乞う人々にも容赦なく銃口を向ける不気味な存在でしだが、彼らがどのようにしてその立場に着いたのかが描かれました。

また、シーズン2には若いゲーム参加者が多く登場します。
日韓アイドルグループIZ*ONEの元メンバー、チョ・ユリや、BIGBANGの元メンバー、T.O.Pといった日本でも人気の俳優陣が出演しています。
ゲームに招待する役のセールスマンも、『トッケビ〜きみがくれた愛しい日々〜』
『新感染 ファイナル・エクスプレス』等で有名なコン・ユが演じています。
初めての悪役だそうですが、その狂気の演技が早くも話題になっています。
残虐なシ"Do you know the drama called Squid Game?"ーンが多いドラマですが、シーズン2はドラックジャンキーの参加者が場に
似合わない楽しげな言動をするので、ポップな表現が増えてさらに魅力的になっています。
社会問題も含んだ内容ですが、とにかく画面が派手で面白いので、ぜひ見てみてください。
続きのシーズン3は6月27日からスタートします。
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